演劇

ジャガーの眼:劇団唐組

鬼子母神。 演劇鑑賞が趣味のように見せかけておいて唐十郎見たことないってのは寒いよなぁ、 と、ここ10年くらい思っていたけど、やっとこ見た。(唐十郎は出てない) 面白かったけど、複数作品見ないと本質はわからんなぁ。

世界は一人

岩井秀人の音楽劇。 音楽はもろに前野健太だった。当たり前か。 音楽隊をメタに使ったりしつつも、 概ねハイバイに近い演出とお話。 終盤ちょっとよくわからなくなったけど。 演者は松たか子が圧倒的だった。 歌が上手いとは別で、めっちゃいい声してる。 ■…

夫婦:ハイバイ

この舞台は極端に嫌な気持ちになることはなかった。 ある程度自分の中で整理がついているテーマだったんだろう。 前の舞台の時もそうだったけど、ハイバイって岩井さんの実体験としては全然笑えなかっただろうシーンで、 客席から笑いが起こってて、それが狙…

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

有楽町マリオン、オルタナティブシアター。 原作未読ですが三浦直之演出だったので見に行く、朗読劇。 原作好き、俳優好き、女優好き、演出好き、色々集まる客層であるが、 俳優好きが一番多いですね。 女性はそういうとこできちんと金落とすので偉いです。 …

ヒッキー・ソトニデテミターノ:ハイバイ

東京芸術劇場イースト。 引きこもりが外に出る話。 面白おかしく演出してるけど、 引きこもり属性持ちには理解出来過ぎてきつかった。(特に古舘さんの役) 周りの観客が笑ってるところで笑えないところが多々。 この笑えるか笑えないかのギャップが、 世界…

ロロ:あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語

箇条 ・演出が良かった。相変わらずリスキー。 ・伊東沙保と古屋隆太が夫婦役というのが良かった。どちらも大好きな役者。 ・序盤のロロにしてはミスが少なかった。 ・空に浮かんでいくのはリアルモーニングコーヒー(舞城)を連想させた。 ・森本華のキャラ…

野鳩:野鳩

野鳩の初見、かつ解散公演。 悪くはないが突出もしていない感じ。 解散公演で阿呆ゾンビ物をやるのは素敵。 演者はうまい。 創作の才能について考えさせられる。 どんどん名を上げる劇団と解散することになる劇団の違い。 きっと違いはほんの些細なことだけ…

暴れ馬、レモネード、コーキーと共に:ナカゴー

3本立て、設定・世界観は引き継ぎ。 初回のせいかクオリティが低かった。 ナカゴーの役者自体はどんどん洗練されている。 以前やったノットアナザーの時もそうだけど、 全体が海外ドラマっぽいノリなのはあまり好みじゃない。 悪くはないけど、期待値未満な…

得て:ほりぶん

ほりぶんは見ておかなきゃならんと思っていたので、土曜に観劇。 どういうものをやるのかなと思ってたけど、 安定のナカゴーメソッド。 40分程映像に合わせてワーワーやっていたけれど、 あのテンションで映像に合わせてやるのは凄い。 川上さんの演技がもう…

プリンスオブブロードウェイ

ミュージカル。 プロデュースとか演出でトニー賞を21回取ってる ハロルドプリンスの歴史みたいな作品。 色んなミュージカルの名シーンを次々と演じる、 ベストアルバムのような構成。 しかし、ミュージカルには疎いので猫に小判である。 演者はひたすらクオ…

ゴードンとドーソン:はえぎわ

役者は良かったけど、 テーマがよくわからなかった。 笑いの質が上品。 でも下品な笑いの方が好きなので 12月はほりぶんを見に行こう。 明日のナカゴーは当日厳しそうなので、 残念だけど諦める。 話変わるけど、外に煙草吸いに行ったら 金星がめっちゃ光っ…

離陸:サンプル

3人芝居。 サンプルの芝居としては設定や舞台が簡素だった。 そのおかげで内容がいつもよりすんなり入ってきて、 キャラクターはいつも通りの変態だけど、わかりやすい作品だったと思う。 わかりやすいというか本質的なのかな。 兄夫婦の関係性は理想的だな…

転校生:平田オリザ×本広克行

タイトル的に幕が上がる有安サイドの話かと思っていたけど、全然別の話。 平田オリザらしいあっちこっちで会話発生する脚本。 演出はライブでカメラを2台回して、2つのスクリーンにそれぞれ映していた。 本広だし方法としては良い演出だと思うけれど、 あま…

率いて:ナカゴー

久しぶりのナカゴー本公演。 いつも通りのメソッドですが、凄く面白かった。 ラストまでの流れがちゃんとストーリーしてた。 小学生男子役のタップダンスがやばかった。 全体的に役者の長所を押し出した内容だった。 ゴッドタンのネオキングが、ナカゴーの篠…

ハンサムな大悟:ロロ

ロロメンバーのみの原点回帰感のある演劇。 テキストは悪くなかったけど、爆発力に欠けていた。 「森本華の全盛期はおそらく30代以降だろう」と この劇を見ていて思った。 今が悪いわけではなく、中年以降でより活きると思う。

鈴木京香、高橋克実が出てて、 演出が長塚圭史と地味に豪華。 脚本は昔の人のやつで、家庭内のごたごたの話。 家庭内のごたごたは普遍。 まずまず面白かった。 鈴木京香の顔は結構小さい。

水の戯れ

本多劇場。 岩松了の芝居が一度見てみたかったのでちょうど良かった。 痴情のもつれのような話だったので、 いまいち誰にも感情移入は出来ず。 しかし刺さる人には刺さりそうな内容。 小道具の使い方が上手くて経験値の高さが伺えた。 松たか子っぽい人が見…

ファーム:サンプル

体内で臓器を培養できる人間がいる時代の話。 設定が最初から飛んでいる分、 普段のサンプル公演で感じる「常識や日常とのギャップ」は薄かった。 なんとなく消化不良。 アフタートークはハイバイの岩井秀人で こちらは普通に面白かった。

ポンポンお前の自意識に小刻みに振りたくなるんだポンポン:ハイバイ

DVD。 今まで見たことあるものに比べるとポップ。 荒川良々のグズグズ感の出し方は上手い。 この曲入ってるCD欲しい。

投げられやすい石:ハイバイ

人に借りたDVD。 俺の実体験がそのまま抽象化されたような内容でグサグサ刺さった。 しかし刺さっても痛いわけではなく、 ただただ感心。 このDVD自体が再演の内容なので再演やるかわからないけど、 またやるなら見に行きたいと思いました。

マシューボーンの白鳥の湖

バレエではなくコンテンポラリダンス。 よろしかったですが、 クラシックを聴いてると眠くなるな。 実際寝てる人もちょいちょいいたようだ。 しかし、バレエ音楽として作られたもんだし バレエやこういうもんと合わせて見聞きするのが正しい形な気がする。 …

ベネディクトたち/ミッドナイト25時:ナカゴー

アーツ千代田3331にて二本立て。 片方見たらもう一方は半券提示で見れる、お得。 ベネディクトは記者会見パロで、 ミッドナイトはいつもの狂気っぽい内容。 どちらも最高にくだらなくて良かった。 6月のはいまいちはまらなかったけど、やはり凄い。

ハエのように舞い 牛は笑う:はえぎわ

テーマ的なもんはあまりよくわからなかったけど、 センスのよろしい舞台だった。 良い役者がそろっている。

渋谷金王丸伝説 カブキ国への誘い

http://www.kabukikoku.jp/ 染五郎。 歌舞伎と創作ダンスの融合的なもの。 ガチャピンとムックが出ていたので、 入門的なもんかと思ったけど偉く難解でした。 子供置いてけぼり過ぎる。 もっと場面場面で何が起きてるのかを表示してあげればよかったと思う。

ウォー・ホース 〜戦火の馬〜

誘われ。 ドラマチックでよろしかった。 映像凝ってたのに、座席の角度の問題でスクリーンが見辛かったのが残念。 「初日だけど、世界回ってる公演だし演出は問題ないだろ」 と思っていましたが、字幕が超ぐだぐだ。 なんにせよ舞台は後半のほうが安定すると…

朝日を抱きしめてトゥナイト:ロロ

ちゃんと消化出来なかったけど舞台は良かったです。 ロロの男優陣は三浦直之のスピードについて行けるのだろうか。 女優陣は強かったけど。 森本華の明治時代みたいな演技ほんと良かった。

おとこたち:ハイバイ

4人の男の話。 感情的にぐわーという部分はなかったものの、 相変わらず嫌な空気感を出すのが上手い。 時間経過ものは中だるみしやすいけど、 時間の配分が上手く出来ていて、 全体の構成もベタではあるが綺麗でした。 平原テツのあのクズキャラはもっと世に…

ノット・アナザー・ティーンムービー:ナカゴー

アメリカ青春ドラマ風。 アメリカドラマパロはソロでやることで異質になってナンセンスを生むけど、 みんなでやっちゃうとただのパロにしかならないので、 いつもに比べてナンセンス不足だった。 ネタは面白いんだけど話も中盤ぐだったし、 ちょっと残念な内…

かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと----------:マームとジプシー

今まで作品の分解→再構築ですが、 結果的に演出のバランスが良くなっていた。 個人的には、良い感じの音楽が流れると 逆に冷めてしまう部分はあったけど、 藤田貴大20代の集大成として相応しい作品であった。

うまれてないからまだしねない:範宙遊泳

毎度消化不良の範宙遊泳ですが、 今回は話が比較的まっすぐだったこともあり 満足の行く観劇が出来ました。 今回も消化不良だったら見るのは最後にしようと思っていたので、 良かったと思います。 出費はかさむが。