銀座線停電

若干混んでいる山手線で席がぽつんとひとつ空いていた。
座ってみると左隣のおっさんが手持ちの本を指さしながらぶつぶつ喋っている。
なるほど。
しかし、イヤホンしててあまり声も聞こえなかったし、
実害がなければ気にしないタイプなのでそのまま座って読書。
何駅か通過した辺りで、ふと違和感を感じたので、
左側をちらっと見てみたら、
おっさんが持っていた本を俺に見やすいように開いて、
何か説明していた。
えぇ…。
しかし、こちらの小説ももう佳境というかエピローグであり、
忙しい状況であったためスルー。
周囲からは憐憫。
しばらくして俺下車。
で、何が言いたいかというと、今回の場合
「聞いてみたところで、多分つまらない話だろうな」
と決めてかかってるんだけど、
そういう話も意外と面白いことがあるのだろうかね。
閑話。
朝レントゲンを撮ってもらい、結果、肋骨は折れてなかった。
しかし、歩行時に左腕を振ると「ペキペキ」と音が鳴ってるので、
あまり面白い状況ではない。