好き好き大好き超愛してる。:舞城王太郎

数年前の芥川賞ノミネート作。
ハードカバーは2本収録。
好き好き大好き超愛してる。
愛は祈りで、祈りは言葉で、言葉は奇跡を起こす、がテーマの話。
ほんとに?
数人の視点の話がある(群像劇ではないよ)。
阿修羅ガールみたいな内容なんだろなー、
なんて勝手に思って読んでなかったけど、全然違った。
いつもみたいに名前とかごちゃごちゃ混ぜる部分が少なかったので、
章毎のまとまりがいつもより良く感じました。
なんとなく素敵感のある良い作品でした。
いつもより小説っぽかった。
なので比較的誰でも読みやすい作品だと思う。
ドリルホール・イン・マイ・ブレイン
頭にドライバー刺されて、朦朧とする話。
終わり方があんま好きじゃない。
好き好きの方のテーマだと思ってたのが、
こちらのテーマだとしたら面白い。
あとは去年出たビッチマグネット読めば一応出てるものコンプだ。