ジャスコがあれば

おとんから電話。
「爺さんがそろそろ駄目そうだから礼服買っといて」
で、毎度の如く頭ぐるぐる回ってて。それは、去年くらいから爺さんが俺が誰か認識することが出来なくなっていたから「爺さんの中の俺は死んだ」なんてぼんやり思っていて、それをなんとなく自分の中の爺さんも死んだように混同していて、電話がかかってきたことで「あれ、爺さんまだ生きてるじゃん」ってわかって、なんて俺は祖父不幸(父母は親でまとまるけど、祖父母は何てまとめればいいんだろう)なんだー、馬鹿馬鹿!という自己嫌悪的なもんではなくて、多少はあるのかもしれないがそれはさておいて、結局爺さんは人間としていつ死ぬのがベストだったのか、ということをどうしても考えてしまう。