異文化交流

「去年のクリスマスはクルーザーに乗ったから、
 今年は何にするか悩むんだよね」
と言われ、何と返すか。
「俺が女ならドン引きしますね」
が素直な気持ちではあるが、
その答えは求められていないのもわかる。
しかし、私、極力嘘をつくのを避ける人間。
そういう時はとりあえず考える。
「この会話をどう軌道修正するべきか」を考える。
相手からは「今年のクリスマスの演出」について考えてる、
と思われていると前向きに考える。
この間に飽きてくれないかと祈る。
終わり。
この手のロマンチカな話って
よく集団で行動しているような女の子達が話題にしてるんだろうな、
と予想している。
その中であまり喋らない人は、
きっとそんな話に興味がないんだろう。
こういう状況を客観的に観察すると、
自分の新しい面が見れるので、ただ無碍にするものいかんな、と思った。